称えなん此の世の終りかも知れぬ
波風も唯一筋に乗り切らん
見てござる真如の月が見てござる
踏まれても根強く忍べ福寿草
限りなき大悲の風にうちまかせ
開座して人に聞かすも菩薩なり
過去の種花を開いて実を結ぶ
自惚れは他人に見えても身に見えぬ
慈悲すれば愁苦の難は遁れ去る
人々よ姿にかけた法を説け
薄氷を踏む思いにて日を暮らせ
夢の世じゃ今日が最後じゃ明日はない
力つくして世のために
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by tommyfebruary28
| 2010-09-18 07:46
『明闇』には
句(五七五)が2,770
歌(五七五七七)が40
書かれています。
『法界』(親鸞聖人御生誕八百年記念)と一部重複しています。
『明闇』は比較的手に入りやすいですので、ここで紹介するのはやめます。
「大沼法龍師の言葉」
http://blog.goo.ne.jp/ohnumahouryu
に20ほど紹介されています。
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by tommyfebruary28
| 2010-09-18 07:17
現象の差別の相に狂い泣く
口角に泡を飛ばして利を競い
哀れなり死出の山路は丸裸体
名声も迷いの人の怨嗟のみ
その欲を満足さそうと寝もやらず
その欲を邪魔をさるれば怒り出す
その欲を無理に圧ゆりゃ愚痴となる
この我執遂成大悪大悲劇
家の中親子夫婦も怨家なり
国中が毒ガス騒ぎの大爆発
いざさらば霊眼開け回れ右
無明(ちり)払え無色の玉は輝けり
阿弥陀とは三世貫く真の慈悲
阿弥陀とは普遍無辺の真の智慧
無衰変真如実相輝けり
智慧と慈悲摂化随縁自在なり
この極意顕現したる人はなし
霊眼に一如法界顕現す
永遠の光り眼ざしてお念仏
この信は小我滅して大我生き
その徳は無一物中無尽蔵
その徳は法界に満ちて無衰変
法界は真如一実大自然
大自然大自然とは如来なり
如来とは如より来りて如に帰る
知らざりき法竜の信も一如なり
愧ずかしや如来の徳を行ずなり
往生に已今当の三つあり
出た息は過去入る未来ぞ心せよ
一息に三世あるとも知らずして
肉体の仮の姿の死後を待つ
まだ覚めぬ平生業成お留守なり
一生に一大事業完成す
毎日が光りに向けば悔いはなし
三業が如来の徳に計らわれ
愛欲の栄華も一場の夢と消え
友もなし一人空しく流転する
有限を無限の欲で奪い合い
有財餓鬼名誉の餓鬼に色の餓鬼
食う食えぬ様々の餓鬼世に溢れ
満ち足らぬ不足の思いはみんな餓鬼
大海の果たす報謝は一滴(ひとしずく)
物質の酒を飲むより法悦の
身に余る感謝の酒に陶酔し
働けば働くほどにはたが楽
法竜の趣味は総てが布教だけ
無碍自在親と一如のこの境地
我が境地及ぶ者なし世界一
損せじとあせれば銭は逃げて行く
得せじと逃げれば銭はついて来る
算用が合うて足りない世の中だ
銭足りて算用が合わぬ不思議あり
施せば損ではないぞ先回り
喜びの他人の笑顔は如意宝珠
施せる境遇こそが我が宝
事足りて欲しい物なしこの世には
心眼に映る物みな光りあり
天地間神羅万象恵まれて
合掌し神羅万象拝みます
日常の消費物資も大切に
節約は慈悲親切な心から
親切に物は集まる福禄寿
親切は皆持っている出さぬだけ
親切の普施の行に敵なし
持戒とは脱線するな生活を
信仰は遊戯ではない実行だ
道徳を守る人さえあるものを
宗教を聞かされながら説きながら
醜怨は宗教までも破壊する
霊眼を開けば親と一如なり
照らされて身の行いが愧ずかしい
闇におる身の醜態が見えぬだけ
殺生は生き物殺すだけでない
物浪費時間の空費乱費まで
盗みとは欲しいと思う心まで
限りある物の争奪つきぬはず
色の道死ぬまで踊り(雄鶏)忘れない
爺と婆養老院で奪い合う
この口が常に悪を撒き散らす
この心常に三毒吹き散らす
迷いとは悪を悪とも知らずして
手綱引き真理と歩調合わすれば
照らされて身に過ちはなき筈だ
忍辱は忍耐強くよく忍べ
それに何故激突したか本山と
既成宗破壊するのが判らない
情けなや他力無力にあぐらかき
葬式や読経位で救わると
観念や机上の空論死後の夢
現在を救済する道更になし
真宗は平生業成心不退
大慶喜現当二世の大利益
体験がないから語る人もなし
身を忘れ心身捧げて体当たり
世の闇を照らさん為の燈明台
この光り誰かどこかで随喜する
我が行は忍びて終に悔いざらん
精進は魚を食べぬだけでない
成せば成るたゆまぬ努力するが精進
点滴が石にも穴をうがつなり
求道も満てらん火をも過ぎゆきて
成功は精進努力の結晶だ
よく磨き使う刃物に錆はなし
さらさらと流るる水に腐れなし
心身を奉仕する身に病なし
不思議力仏力不思議無量力
絶対の神通力を身に受けて
何事も出来ぬことなしやらぬだけ
大自然平等にして差別なし
種々無量千変万化は蒔いた種
他人は他人他人の出世に驚かず
血みどろの他人の名利も羨まず
人生の真の幸福知らずして
物質の有為転変で苦労する
心眼を開けば天地無尽蔵
世は流転人智の栄華花火のみ
人智より仏智に入れば最勝人
無欲なら神通自在の世の中だ
霊眼を開かにゃ世界は開けない
真宗は身命終でない心命終
徹底の仏凡一体の境地には
現生に常行大悲の利益あり
照育の遠慶宿縁有難し
幾度もよせかけよせかけ還るごと
還り来て世の群類を度脱せん
心眼を開けば暮らしいと安し
右の手は光明無量で智慧の相
左手は寿命無量で慈悲の相
三界は心の所変蒔いた種
大歓喜如来と等しと説き給う
苦抜けした大信心は仏性なり
穢身にて仏性すなわち如来なり
娑婆界が光明の広海至極楽
人間は信仰なければ不平だけ
心眼を開けば尊し今が楽
呼べば呼び呼ばねば呼ばぬ山彦ぞ
明らかに応声即現親様が
恥ずかしや摂取光中又忘れ
明らかに晴れて満足この世から
財産家一生がかりで金の番
信がない笛を吹けども踊らない
信有れば思いのままぞ無碍自在
明け暮れに唯拝みます恩の中
あら尊感謝の泉涙ぐむ
何事も唯何事もお念仏
浮世とは善いも悪いも夢の中
走馬灯四方の景色も眺めつつ
信の火は末代遠く照らすなり
開発をすれば一念諦得す
一念に八万の法蔵を読み
一念を知らざる人は他門なり
有難いいつもブツブツお念仏
法が生き機がすくわれて共に生き
世に超えた大願成就阿弥陀仏
苦抜けして仏凡一体有難い
法を聞く明るい光り身に浴びて
速やかに大悲の願船乗ずれば
家内中苦海慈光でやすらかに
苦海でも仕事のままに光あり
親思う心は親の心なり
親のみ名晴れて満足世界一
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by tommyfebruary28
| 2010-09-18 07:11
従うは怨み呪いの業のみぞ
驚かぬ無常の嵐見せられて
蒔いた種自業自得で荷ない行く
善を蒔き善の結果を得ることも
徳を植え徳の盛華を見ることも
強欲で先人祖父の教えなし
我利我慢智明の眼つぶされて
財を追い今日も来る日もいとまなし
身は愚か心は暗く影を追う
愛欲に痴惑せられて道知らず
財色を貪ることは狼だ
糠に釘教語開示も受け入れず
愛欲も栄華も長く続かない
人々は業それぞれに泣きながら
病とは病は気から心から
身体には四百四病と言うけれど
心には八億四千の思いあり
心をば弘誓の仏地に乗托し
慈悲の徳心も安く身も安し
省みて祖先の意志に悖らない
一念を他力より発得しぬる後
こりゃ不思議生死の苦海をうしろにし
はからわれ涅槃の彼岸にいたるなり
この上は他力の信に催され
おのずから起行作業はせらるなり
有難や嬉し尊や南無阿弥陀
欲をすりゃ重荷にのうて苦労する
欲捨てりゃ思いのままになる不思議
有難い御恩感謝で日を暮らす
この社会善悪二業の展示会
慈悲をせよ善根植えよ功徳積め
往生は仏力不思議生活は
身を責めよ慳貪なるは貧のもと
法を聞き衆悪の源をたち切れよ
善をなし心垢を洗除表裏なく
和顔にて言行忠心親切に
法を聞き因果の道理知ったなら
身にかけて行うてこそ仏の弟子
大自然法にかなえば家栄え
宗教を聞いていながら相すまぬ
くらがりに影は映れど見えぬだけ
品物を粗末にすれば果報消す
神明は記識して悪を許さない
眼を開け貧窮に下賎孤独あり
愚痴音痴聾盲弊悪乞食あり
皆宿世自業自得の報いなり
悪を作し殃罰を受け世を呪う
苦の中で悪を慎み善すれば
福徳は度世泥洹の道を得ん
かき集め喧嘩の種を残し置き
業荷ない独りとぼとぼ悪道に
蒔いた種三塗無量の苦悩あり
一心に心を制し身を正し
法の徳心も安く身も安し
いつも春言行忠信表裏相応
家栄え家庭和楽でお念仏
無尽蔵この世でさえもこの利益
この身こそ最高無上の果報なり
何人も代わるものなし自己の業
善人は善を行じて楽に入り
悪人は悪を行じて闇に入る
この理法仏のみ独りしろしめす
蜜をなめ舌の切れるを知らぬごと
道知らず名利に狂うて深淵に
その中に端身正念の人あらば
この人は地上の宝世を照らす
往生は仏力不思議に乗托し
生活は勧善懲悪に徹し
行者とは実行する者を言う
ものを知り行わざれば罪重し
誤魔化せぬ罪の裁きの展示会
ひれ伏して唯念仏にしくぞなき
小微より大悪となる因果の理
薬あり毒を好めの教えなし
光りあり姿に影は離れない
善悪の二業は常に身にまとう
真実は正義の味方狂いなし
土壇場で悪人ばらは縄につき
因果の理テレビ見ながら他人のこと
他人が死ぬ他人が死ぬると思いつつ
死の淵に一人残らず消えて行く
他人のこと言うまい見まい思うまい
我が身さえ意馬心猿がままならず
善いことと知りつつ言いつつ行なえず
悪い事慎みながら犯してる
なむあみだ南無阿弥陀仏有難い
親様に計らいつきて計らわれ
文句なし唯念仏ぞ念仏ぞ
この味も文字でなくば残されぬ
この意味も言葉でなくば導けぬ
文字言葉心念離れ無我という
無我の真似離れすぎたら味はなし
有難い自然のままに計らわれ
無始無終 流るるままにお念仏
大自然四季の間に間にお念仏
花は咲き散りぬるあとに実を結ぶ
生まれては業の間に間に実を結ぶ
心眼を開けば清し大自然
大自然自業自得で流れ行く
悔ゆれど代わる者なしいかんせn
身にしみて感ずるものは親の恩
すべて皆恵まれ過ぎて仰ぐのみ
御恩をば御恩と知らす仏の恩
阿弥陀仏大自然なり法爾なり
名利越え我行精進はたすのみ
有難ややむにやまれず果たすのみ
広大の恩徳ひとえに謝し難し
仏舎利と祖師親鸞の御真骨
双肩に荷うて立たん大宣布
不思議なり仰ぐみ法の尊さよ
まのあたり大聖世尊の遇えるごと
直々に祖師の説法聞くごとく
胸迫り感極まりてすすり泣く
世の中に不思議が有りと言うなれば
仏と祖師二尊のかたみ集まりて
法竜の悪逆の身を摂取する
法竜は願わざるのに求めずに
御廻向の賜物なりと感激す
天に舞い地に踊りても猶足らず
不可称摩訶不可説不可思議
たとえなき天地に満てる大功徳
法竜は人間までが桁はずれ
法竜は信仰までが桁はずれ
法竜は果報までが桁はずれ
法竜は二種深信が桁はずれ
法竜は歓喜懺悔が桁はずれ
法竜は三毒五欲が桁はずれ
面白い桁を外れて唯の唯
広大の恩徳深しきわもなし
乗りて降り降りては乗るバスのごと
生まれは死に又生まれては次の世に
はてもなく逢うて別れて今いずこ
笑顔せよ宿世の因縁同じ宿
渡し船向こうにつけば離散する
森の鳥一夜明くれば飛んで行く
親となり子となり孫と縁結び
念仏の一味の信は親の里
信なくば業の間に間に別れ行く
お互いに名利の我執横車
眼に角を握りこぶしを振り上げて
勇ましい親の振る舞い子が真似て
哀れなり闇から闇にさ迷うか
手を合わせ和顔愛語はうるわしい
家内中拝み合うのが至極楽
交通の整理守ればすらすらと
横車名利の先を争うて
我他彼此とわめき合うのが世の習い
理も無理も意見の相違我欲から
雪降りて祖師や蓮師の恩偲ぶ
炭はなく飢えに泣く子もいるだろう
温室で淫蕩の子もいるだろう
人間は千差万別蒔いた種
泣くも我笑うも我ぞ心せよ
南無阿弥陀喜びの中の大慶喜
日々が光りに浴し暖かく
阿弥陀とは無限無辺の真理なり
真理をば悟りし方を仏という
真実に帰入しぬれば一味なり
三界は無明の為に差別あり
無限とは寿命無量の真理なり
無辺とは光明無量の真理なり
その真理諦得すれば仏の弟子
仏凡は一体なりと自覚する
迷いとは自覚なくして闇に向く
光明に照らされぬれば機にあきれ
慈悲の手に生かされぬれば感激す
行者とは智慧と慈悲とを実行す
大智慧を諦得すれば愚痴はなし
大慈悲を諦得すれば不安なし
念仏は今の心は人で弗し
念仏と一つになれば仏なり
仏の道行する者が行者なり
御利益は常行大悲の利益あり
智慧の徳慈光はるかにかむらしめ
種々無量悩む心は解脱せり
往生は仏智の不思議満足し
生活は行者の厚念励むべし
天道は自然のままに裁き行く
光りには清浄歓喜智慧の徳
清浄は欲の煩悩照らし抜き
歓喜光怒りの炎消し止める
智慧の徳愚痴の心を切り開く
お光りに向いて進めば栄えゆく
布施の行人と物とに親切に
親切は上を敬い下愛し
人々が不幸の時は助け合い
法友は共に喜び共に泣く
笑顔して道教ゆるも布施の行
人々は光りに向けば仏なり
心霊は久遠の弥陀と一如なり
釈尊も親鸞も法竜も一味なり
誰人も仮名の名字変われども
谷川に解けて流るりゃみな一味
無始無終真如実相涅槃界
その真如無明のためにさえぎられ
闇に向き無碍の光明背に受けて
哀れにも闇から闇にさ迷えり
心闇身の病となり皆悩み
人間の邪智を真智と誤認せり
悩みつつ真如の都離れ行く
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by tommyfebruary28
| 2010-09-18 01:30
み仏の智慧と慈悲とに導かれ
猛然と自分の使命果たすだけ
競争の激しい辛い世の中で
普通では並の者にもなれぬ筈
成功は運根鈍の三要素
運勢は寝ていてでなく練って待て
心血を注ぐ昼夜の努力あり
寝て待てば貧と喧嘩は先回り
根気よく努力をすれば蛙さえ
柳に飛びつきてっぺんに
根気よく工夫凝らせば一流に
馬鹿でない鈍重なとは忍耐だ
よく忍べ必ず勝てるみな人だ
商売も品物売るなら真心を
相手をば菩薩と拝み親切に
偉そうに文句言わずにお念仏
長男の甚六とは阿呆に近い代名詞
間違いだ長男の順禄と言うことだ
間抜けでも長男なれば禄を継ぎ
偉くても次男三男部屋住まい
常に言う待てば甘露の日和あり
世の中に甘露の日和ありゃしない
時化の時急いで航海難儀する
あわてるな航海によい(海路)日和あり
偉そうにわずかな富に自惚れて
縁談で牛の骨やら馬の骨
あの文句どこの氏やら生れやら
仏とは自覚覚他で窮満する
自らが覚り得ずして覚らせぬ
信仰は自らを度し人を度す
帰命して自利と利他とが円満す
自信なく教人信はあられない
自らが溺れていては救えない
生活の保護を受けては施せぬ
独立の暮らし立つ身を感謝せよ
人間は有れば有る程欲がさす
人間は持って苦しむ無くて泣く
人間は富有なれども慳著で
慈悲がない施さないから裏が来る
身内から借りに来られて腹が立ち
その宝返さないから腹が立ち
借りるとき笑顔できても後は鬼
貰うより上げられる身の幸せを
幸せの喜べる身は御恩なり
物よりは心の広さ無限大
信仰に育てたまいし親の恩
この御恩仏祖の御恩無尽蔵
無尽蔵信海流出のお称名
称名に三仏菩薩が生き生きと
一切の有碍に障りは更になし
障碍とは我慢我執や我欲のみ
この毒を薬と変じいざ立たん
尊さよ広大無辺の御恩徳
相すまぬ身を粉にしても相すまぬ
報謝とは口で言うのみ名利のみ
真宗は信心正因称名報恩
御廻向だ他力廻向だ素直にと
御教化を並べてみても話だけ
食堂の料理眺めてふくれない
一念の喉の関門通ったか
千円の料理もうどんも同じこと
有難い選択本願信ずれば
こりゃふしぎ不可称不可説不可思議の
勿体ない功徳は行者の身に満てり
読んだだけ思うだけでは満ち足りぬ
名号に破満の徳と聞きながら
悲しい哉晴れた人なし醒めてなし
その証拠不平や障碍愚痴だらけ
本願を合点でなし信ずれば
二種一具気を抜いた法は信でない
深信は法は機に生き機は法に
機を抜いて法を喜ぶ遊戯なり
遊戯には不思議の功徳更になし
功徳なし苦毒は行者の身に満てり
行者とは実行する者行う者
名号を生活の上に生かす者
名号は光明無量で闇照らす
人間の智慧を無明と知らずして
知った智慧世智弁聡で偉そうに
雑行も雑修自力も疑いも
不思議なり信一念で廻れ右
一切の無明の闇は晴れわたり
罪障が功徳の宝と早変わり
名号は寿命無量で世を救う
世の功徳名利財産うたかたの
太閤の栄華でさえも夢の夢
世の宝殖えた減ったで迷うてる
形ない無形の宝無限大
焼けもせず盗られもしない無税なり
南無阿弥陀無限の宝満ち満ちて
光明の智慧を頂き愚痴はなし
お寿命の慈悲を頂き不安なし
名号は勿体ないので有難い
機法一帰入功徳大宝海
信の徳功徳は行者の身に満てり
法に生き慶喜歓喜の大満足
機に徹し慚愧懺悔も限りなし
哀れなり第十八願の誓願も
文面読んで素直に通るだけ
やるせない仏の真意顕れず
自覚なし悪人正機の自信なし
真宗は平生業成心命終
何もない取り上げられて摂取不捨
人生に欲しい物なし無我の徳
足りすぎて足りないものは報謝だけ
遠き道ふりかえり見ば近い道
昨日今日喜怒哀楽も大晦日
有難い唯お念仏お念仏
今年も聞き終りけり除夜の鐘
歳とりて希望に燃える法味楽
なむあみだ寝ても覚めてもお念仏
なむあみだ立っても居てもお称名
念仏が松飾りなり宝船
百億の富に埋れて苦しめり
念仏の和楽は富に勝りけり
地上にもこんな極楽あることを
ほほえみぬ如来大悲の恩徳に
色と酒母のいましめ身にしみて
節約し無駄な費用は施しに
真宗をにのうて立てよ双肩に
一隅を照らして行かん道はるか
いざ進め千里も一歩始めから
脇目なし唯一すじに無碍の道
名利なし無形の宝無尽蔵
孤独でも三仏菩薩に護られて
善悪の天神地祇もお伴する
肉体は滅びたれども永遠に
両親の慈悲のまなざし道照らす
この心仏智満入いつも春
聖人は苦労の悲劇流罪まで
法竜は恵まれすぎて感謝のみ
覚めよ人この世の利権は浮雲よ
わたくしは念仏に生き念仏に死ぬ
広大の無辺の徳に動かされ
有難い天地万物拝むだけ
金いらぬ名誉もいらぬ地位いらぬ
君のため国のためにと西郷は
孝子には孝行なくて親があり
忠臣には忠義がなくて君があり
信者には信仰なくて仏あり
身を忘れ唯一筋に尽くすのみ
遇法のこの慶びは無限なり
只でない唯になるまで聞けば唯
十八の乃至十念の称名も
裏を読め十方衆生よ自惚れるな
照らされて唯除逆謗我が身なり
生かされて若不生者で踊り舞い
我忘れ噴き出る称名唯の唯
文面を合点したのは只の只
大小を二本差したら武士は武士
信仰も合点と深信天地の差
下々品に仏を念ずる能わずは
声をして唯仏名を称すべし
単純に称うるだけと言うけれど
居眠りやあくび半分うわの空
下々品は火車来現で眼をむいて
空つかみ苦逼失念正気なし
百千の剣で刻まるる思いにて
あぶら汗死の臨終で断末魔
一息が三定死に立つこの境地
この境地在心在縁在決定
知識にて帰命の一念発得し
噴き出る称名念仏唯の唯
溺れない畳の上の水練や
救われぬ机の上の空論は
絵に書いた餅を眺めて喜べど
それはみだ達者なうちの戯論のみ
唯という言葉に変わりはなけれども
居眠りと必死の境地桁違い
異安心無安心だと議論すな
その人の境地しか話せない
行いで示せ終局は親の里
一秒も待たぬ命と知りながら
暇もなく不急の事に眼をまわし
火の車有田憂田有宅憂宅
人間は少長男女もろともに
銭財を追いつ追われつ苦しめり
尊卑なく貧富もなくみな不満
有財餓鬼名誉の餓鬼に不満餓鬼
喉は針(の穴)腹は山程はてしなし
我が欲の希望のかなうは針の穴
欲望は山程ありて満ち足らぬ
あのあせり猛火となりて焼き尽くす
財産は求める時が苦の始め
財産を維持することが又苦労
財産の消散摩滅で身も破滅
有難い無形の財産無尽蔵
世の中に恒沙の功徳預けおく
縁にふれ時に応じて恵まれる
毎日に御恩御恩と拝受する
信仰の光りに向けば影はくる
親族も事にふれては憎嫉す
愧ずかしや有無相通ずる心なし
言色は常に和せよと知りながら
人は皆怒りや毒を蓄えて
お互いに報復し合って流転する
苦楽の地代る者なし蒔いた種
独り死に独り生まれて独り去る
業流転又逢うと時は又難し
覚めよ人築きし名利離散する
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by tommyfebruary28
| 2010-09-17 20:42